フィリピン映画局、国際共同製作基金を刷新 プサンで2区分制に
フィリピン映画局がプサン国際映画祭のアジアン・コンテンツ&フィルムマーケットで国際共同製作基金の新制度を発表。出資額はフィリピン側の持分に応じて決まる。
フィリピン映画局(Film Philippines Office)は、プサン国際映画祭のアジアン・コンテンツ&フィルムマーケットで、国際共同製作基金(International Co-Production Fund)の刷新案を明らかにした。米業界誌Varietyが伝えた。
新制度は「Majorityトラック」と「Minorityトラック」の2区分に分かれ、支給額はフィリピン側の出資比率に連動する。
Majorityトラックでは、長編映画とシリーズに最大1300万ペソ(21万ドル)、ドキュメンタリーと短編に最大500万ペソ(8万ドル)が支給される。フィリピン側が20%以上を保有し、共同製作者の中で最大の持分を持つことが条件となる。
Minorityトラックは、長編映画とシリーズに最大700万ペソ(11万3000ドル)、ドキュメンタリーと短編に最大300万ペソ(4万8000ドル)。フィリピン側の持分が10%以上であることが必要だ。
ASEAN共同製作と文化テストへの加算
両トラックとも、基準を満たすASEAN共同製作には追加で最大100万ペソ(1万6000ドル)、文化テストを通過した作品にはさらに最大200万ペソ(3万2000ドル)が上乗せされる。
フィリピンに関連する作品では、2025年11月にTommy Ng Ka Chung監督の『Another World』が第62回金馬奨で最優秀アニメーション映画賞を受賞したほか、Rafael Manuel監督の『Filipiñana』がサンダンス映画祭のワールドシネマ・ドラマティック部門で審査員特別賞(クリエイティブ・ビジョン)を受賞している。
よくある質問
国際共同製作基金のMajorityトラックとMinorityトラックの違いは何ですか?
Majorityトラックはフィリピン側が20%以上を保有し共同製作者の中で最大の持分を持つことが条件で、長編とシリーズに最大1300万ペソ、ドキュメンタリーと短編に最大500万ペソが支給される。Minorityトラックはフィリピン側の持分が10%以上で、長編とシリーズに最大700万ペソ、ドキュメンタリーと短編に最大300万ペソとなる。
追加の資金はどのような場合に受けられますか?
両トラックとも、基準を満たすASEAN共同製作には最大100万ペソ、文化テストを通過した作品にはさらに最大200万ペソが加算される。