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AI

AnthropicのOSS Scanner、初11日で77件のCriticalを検出

Anthropicの無料OSS脆弱性スキャンサービスが開始11日間で77件のCriticalと803件のHighを検出。curlの重大な脆弱性発見にも貢献した。

Anthropicは2026年10月20日、無料のOSS脆弱性スキャンサービス「OSS Scanner」が開始から11日間で77件のCriticalと803件のHighに相当する問題を検出したと明らかにした。gamebusiness.jpが報じた。OSS ScannerはClaude Mythosなどの高性能モデルを活用し、オープンソースソフトウェアの脆弱性をチェックする。

OSS Scannerはメンテナーにとって無料で、Anthropicが全コストを負担する。レポートには再現コード、原因の説明、可能な場合のパッチ提案が含まれる。ただし、レポートは人手によるレビュー前のモデル出力そのものであり、Anthropicは誤検知(false positive)が含まれる可能性があるとしている。

初期検証では、48プロジェクトの97件のCritical/High所見を対象にペネトレーションテスターが確認したところ、85件(88%)が開示基準を満たし、1件が誤検知だった。メンテナーからは、スキャナーが深刻度を過大評価したり、プロジェクトの脅威モデルを誤解したりする場合があるとの声も上がっている。

同スキャナーはcurlのCVE-2026-92392も発見した。これはHTTP/2アップロード中にサーバーがストリームを中断した際に発生するuse-after-free(解放後使用)の脆弱性で、2026年10月14日にリリースされたcurl 8.23.0で修正された。curlのリード開発者であるDaniel Stenberg氏は、この脆弱性をcurlにとって長らく最悪のものの一つと評価。2021年以降で3件目となるHigh深刻度の脆弱性である。特定条件下ではリモートコード実行が実証されたが、curlは条件が厳しく、最も可能性が高い結果はクラッシュだとしている。レポートは2025年9月15日にプレリリース版から提出され、curlはリリースを2週間前倒しした。

人手レビューの限界と今後の課題

2026年10月2日時点で、Anthropicは自社のモデルベーススキャンで29,439件の候補を検出したが、人手でレビューできたのは6,123件にとどまった。また、検証前の所見約5,000件を希望するメンテナーに直接送信している。スキャンはインターネットから隔離されたサンドボックス内でプロジェクトのDockerfileとオプションの脅威モデルを用いて実行され、90日間の開示期限は設けず、レポートは公開されない。PoCエクスプロイトコードが添付されたメールはマルウェアとしてブロックされることが多かったため、現在はレポートを完全に暗号化し、GitHub Security Advisories経由での配信もテストしている。

AnthropicはGoogleのOSS-Fuzzをモデルとして挙げており、有料のClaude Security製品はすでに企業向けに提供されている。メンテナーはanthropics/oss-scanner GitHubリポジトリに設定ファイルを追加するプルリクエストで申請し、Anthropicがコアメンテナーであることを確認する。約650件の応募があったが、審査後に受け入れられたのは114プロジェクトのみだった。

よくある質問

OSS Scannerの料金は?

メンテナーにとって無料で、Anthropicが全コストを負担します。

OSS Scannerはどのように申請できますか?

anthropics/oss-scanner GitHubリポジトリに設定ファイルを追加するプルリクエストで申請します。Anthropicがコアメンテナーであることを確認します。

curlのCVE-2026-92392は修正されましたか?

はい、2026年10月14日にリリースされたcurl 8.23.0で修正されています。

出典