Google、Chrome 156の緊急更新 52件の脆弱性を修正
Chrome 156の緊急セキュリティ更新で52件の脆弱性を修正。うち4件は深刻度「クリティカル」で、2件はAnthropicのClaudeが発見を支援した。
GoogleはChrome 156の緊急セキュリティ更新をリリースし、52件の脆弱性を修正した。このうち4件は深刻度が「クリティカル」とされている。セキュリティ専門メディアのdailysecu.comが伝えた。
クリティカルの4件はCVE-2026-118306、CVE-2026-118331、CVE-2026-118348、CVE-2026-118344。CVE-2026-118306はChromeのファイルシステム機能におけるメモリ破壊の脆弱性で、ブラウザのサンドボックス外で任意のコード実行につながる可能性があるという。CVE-2026-118331はファイルAPIの入力検証エラー、CVE-2026-118348はグラフィックスコンポーネント「Skia」の入力検証エラー、CVE-2026-118344はウェブページ描画における解放後使用(use-after-free)の脆弱性とされる。
Anthropicのセキュリティ研究者Xinyang Ge氏はClaudeの支援を受けてCVE-2026-118306とCVE-2026-118331を発見した。両脆弱性はそれぞれ2026年10月7日と10月11日にGoogleへ報告された。OpenAIのCodex Securityは、JavaScript最適化コンポーネント「TurboLev」のuse-after-freeであるCVE-2026-118350を報告している。
Googleはこのほか、V8 JavaScriptエンジン、グラフィックスエンジン、ウェブページ編集、ファイル処理などのコンポーネントで、深刻度「高」46件と「中」2件の脆弱性も修正した。
更新後のバージョンは、WindowsとMacが156.0.8078.73または156.0.8078.74、Linuxが156.0.8078.73。Googleは段階的に配信を進めており、一部の脆弱性についてはパッチが広く適用されるまで技術的詳細の公開を制限する方針を示している。今回の発表では、これらの脆弱性が実際のサイバー攻撃に悪用されたことは確認されていない。
よくある質問
更新後のChromeのバージョンは?
WindowsとMacが156.0.8078.73または156.0.8078.74、Linuxが156.0.8078.73。
何件の脆弱性が修正された?
合計52件。内訳はクリティカル4件、高46件、中2件。
Claudeが発見に関与した脆弱性は?
CVE-2026-118306とCVE-2026-118331の2件。