インセプション、毎秒1000トークン超の「マーキュリー3」公開
インセプションは2026年10月19日、拡散型大規模言語モデルの「マーキュリー3」を発表した。前世代比でパラメータ数は40倍超となる。
インセプションは2026年10月19日、拡散型大規模言語モデル(dLLM)の「マーキュリー3」を公開した。毎秒1000トークン超の生成速度をうたう。同社の発表をaitimes.comが報じた。
マーキュリー3のパラメータ数は前世代の「マーキュリー1ミニ」の40倍超。NVIDIAのGPU上で計測した生成速度は毎秒1068トークンだった。コンテキスト長は最大100万トークンに対応する。
同社のベンチマークでは、SWE-bench Atlasで51.08を記録し、「GPT-6 Luna」の33.33、「Claude Haiku 5.5」の32.26を上回った。IFBenchは76.84でGPT-6 Lunaを約15ポイント上回り、GPQA Diamondは89.23だった。一方、DeepSWE v1ではClaude Haiku 5.5の51.62に対し46.31、MRCR v2でもClaude Haiku 5.5に及ばなかった。
利用経路はインセプションのAPIプラットフォームのほか、OpenRouter、Baseten、Vercel。料金は入力100万トークンあたり0.20ドル、出力100万トークンあたり0.70ドルで、公開記念として50パーセントの割引が適用される。
初期アクセスを提供したパートナーの報告も公表された。TinyFishは実際のウェブ閲覧タスク50件のうち50パーセントをマーキュリー3が完了したとし、Octen AIはスマートグラス経由の検索で生成時間の中央値0.9秒、応答時間合計2.2秒と報告した。RevisionDojoは学習ヒントと回答表示が約1秒で提供されるとしている。
インセプションは同時に、音声AIの「マーキュリー・ボイス」と、大量分類向けの意思決定モデル「マーキュリー・ディサイド」も発表した。マーキュリー1ミニは同社初のモデルで、マーキュリー3までの間にベンチマークの平均性能は約3倍になったという。
よくある質問
マーキュリー3の料金はいくらですか?
入力100万トークンあたり0.20ドル、出力100万トークンあたり0.70ドルで、公開時は50パーセントの割引が適用されます。
マーキュリー3はどこから利用できますか?
インセプションのAPIプラットフォーム、OpenRouter、Baseten、Vercelから利用できます。
マーキュリー3の生成速度はどれくらいですか?
NVIDIAのGPU上での計測で毎秒1068トークンです。