MediaTek MT7921AUをSDR化する2プロジェクトが公開
BirriaSDRとMtk79ICAPは、Wi-Fi用チップMT7921AUの生I/Qサンプリング機能を使うオープンなSDRドライバーを相次いで公開した。
Wi-Fi用チップMediaTek MT7921AUの生I/Qサンプリング機能を利用するオープンなSDRドライバーが、BirriaSDRとMtk79ICAPという2つの独立したプロジェクトから相次いで公開された。2026年10月18日までの数日間の出来事で、Hackadayが伝えている。
BirriaSDRは、MT7921AUから生のI/Qサンプルを14ビット分解能で40 Mspsのレートでホストへ流す。同調範囲は2156〜2610 MHzで、libusbを介してWi-Fiアダプターと通信し、ファームウェアに恒久的な変更を加えない。APIはRTL-SDRに近い構成だという。
一方のMtk79ICAPは、SoapySDRインターフェースを通じてMT7921AUのサンプリング機能を利用する。ファームウェアの変更と改変ドライバーを必要とし、最大帯域は80 MHz、5 GHz帯への同調にも対応する。自動利得制御を有効にすると、アダプターがモニターモードで動作している間もSDRデータを流せる。
背景として、2026年10月18日の約2週間前にESP32の未公開のI/Qサンプリング機能が発見され、その後LoRaやWi-Fiのチップセットなど他の無線チップにも同様の機能が見つかっていた。MediaTekではMT7996も以前にSDR用途へ転用されている。ESP32を使って任意の信号を送信したハッカーもすでにいる。
よくある質問
BirriaSDRの同調範囲は?
2156〜2610 MHzで、40 Msps・14ビット分解能で生のI/Qサンプルを流す。
Mtk79ICAPはファームウェアの変更が必要?
はい。ファームウェアの変更と改変ドライバーが必要で、最大帯域は80 MHz。