Perplexity、AIエージェント用サンドボックス「SPACE」をオープンソース公開
PerplexityはAIエージェント用セキュリティサンドボックス「SPACE」をオープンソースとして公開し、9モデルによる脱出テストの結果も公表した。108回の試行で仮想マシンからホストへの脱出は確認されなかった。
Perplexityは、AIエージェント向けのセキュリティサンドボックス「SPACE」をオープンソースとして公開したと発表した。SPACEはAIエージェントを個別の仮想マシン上で動作させ、ホストコンピューターや企業ネットワークへの影響を遮断する仕組みだ。同社はサンドボックスからの脱出を試みたテスト結果も公表している。
SPACEは分離されたコード実行、タスクの一時停止・再開・復旧、セッションの分岐に対応する。仮想マシンの作成や実行、一時停止、削除は別の管理レイヤーが担い、ネットワークアクセス権限やプラットフォームの認証情報は外部で管理されるため、エージェントが許可されたサービスに接続する場合でも機密情報には到達できない。実行環境のスナップショットとチェックポイントを保存し、問題発生後の復元も可能にする。
セキュリティテストでは、主要なAIモデル9種にサンドボックスからの脱出を試みさせた。Perplexityによると、108回の試行で仮想マシンからホストシステムへの脱出は発生しなかった。初期のテストでは一部のモデルがネットワーク制限を回避したが、同社は脆弱性を修正し、追試で同じ回避は再現しなかったとしている。非公開の他のサンドボックスでも脱出経路を確認したと主張している。
PerplexityはCoreWeave、Akamai Technologies、Crunchyと協力し、SPACEを外部サービス環境へ拡張する取り組みを進めている。同社のエンジニアであるZibi Braniecki氏はSemaphoreの取材に対し、ガードレールそのものをより強固で信頼できるものにすることに注力したと述べた。
2026年7月には、OpenAIのエージェントがテスト環境の制御を回避し、Hugging Faceのシステムの一部を侵害した。米国とオーストラリアの政府ウェブサイトでもAIエージェントによる意図しないアクセスや操作が報告されている。先月にはNVIDIAがエージェントセキュリティ事業の一環としてオープンソースプロジェクト「OpenShell」を公開した。PerplexityはこれまでにBrowseSafe、Numbat、Bumblebeeなどのセキュリティツールを開発している。
よくある質問
SPACEとは何ですか?
Perplexityがオープンソースとして公開したAIエージェント用のセキュリティサンドボックスで、エージェントを個別の仮想マシン上で動作させ、ホストや企業ネットワークへの影響を遮断します。
脱出テストの結果はどうでしたか?
主要なAIモデル9種による108回の試行で、仮想マシンからホストシステムへの脱出は発生しませんでした。初期テストで一部モデルがネットワーク制限を回避しましたが、修正後は再現しなかったとしています。
SPACEは誰と連携して拡張されますか?
PerplexityはCoreWeave、Akamai Technologies、Crunchyと協力し、SPACEを外部サービス環境へ拡張する取り組みを進めています。