投資家サトゥルニン・パグネ、AIと脳接続の論考「Phase Lock」発表
起業家・投資家のサトゥルニン・パグネ氏がAIと脳コンピューターインターフェースの相互拡張を論じる論考「Phase Lock」を発表した。FTが10月16日に報じた。
起業家・投資家のサトゥルニン・パグネ氏が、脳とAIを結びつける方法を論じた論考「Phase Lock」を発表した。米紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が10月16日のコラムで論考の内容と実現可能性を紹介した。
パグネ氏の主張の核心は、AIが脳コンピューターインターフェース(BCI)を拡張し、BCIがAIを拡張するというもの。脳信号を計測する機器と、それを解釈するAIが同時に進歩していると論じている。
同氏は、人間が誤りを検知したときや迷ったとき、選好を示したときの脳反応を、AIの学習フィードバックとして活用する案を示した。論考のタイトルは、異なる振動が一定の関係を保って同期する現象を指す。
また、AIが人間の監視を超えるほど強力になる前に、脳とAIの接続のあり方を決めるべきだと主張している。
背景にある研究の蓄積
2023年にはMetaが、人が画像を見ている際の脳活動から画像を再構成する研究を発表した。同年、カリフォルニア大学バークレー校の研究者らは、てんかん患者29人の脳表面に記録した電極信号からピンク・フロイドの楽曲の一部を再構成した。
2026年6月には学術誌ネイチャー・メディシンが、ALSの男性が脳インプラントを使って約2年間に18万文以上を伝え、平均毎分56語で意思疎通したとする研究を掲載した。10月1日にはニューラリンクが脳信号5万時間で事前学習したモデルの研究を公表し、利用した6人の参加者が従来の操作記録を上回ったとしている。
よくある質問
「Phase Lock」とは何か?
起業家・投資家のサトゥルニン・パグネ氏が発表した、脳とAIの接続を論じた論考。異なる振動が一定の関係を保って同期する現象をタイトルにしている。
パグネ氏の主張は?
AIがBCIを拡張し、BCIがAIを拡張するというもの。誤り検知や迷い、選好の際の脳反応をAIの学習フィードバックに使う案も示した。