XBOWがChromeの3脆弱性連鎖エクスプロイトを開発、Googleが25万ドル報奨金
XBOWはOpenAIのモデルを用いてChromeの3つの脆弱性を連鎖させた攻撃チェーンを開発し、Googleから25万ドルの報奨金を獲得した。関連する脆弱性はすべて修正済み。
セキュリティ企業XBOWは、公開されているOpenAIのモデルを活用し、Chromeの3つの脆弱性を連鎖させたエクスプロイトチェーンを開発したと発表した。Googleはこの研究に対して25万ドルの報奨金を支払い、関連する脆弱性はすべて修正された。dailysecu.comが伝えた。
この攻撃は、JavaScriptエンジンV8、WebPアニメーション画像処理、クラッシュレポートツールCrashpadの脆弱性を連鎖させるものだ。Windows上でChromeのサンドボックス外へのリモートコード実行を可能にするフルチェーンのエクスプロイトを構成する。公開デモでは、署名済みのChrome Betaでウェブページを開くとWindowsの電卓が起動した。
Googleの公式セキュリティアドバイザリでは、脆弱性はCVE-2026-85045(V8の競合状態)とCVE-2026-78952(Crashpadの境界外メモリ書き込み)とされ、いずれも深刻度はHighと評価されている。発見者としてXBOWのBrendan Dolan-Gavitt氏がクレジットされている。修正は2026年9月3日リリースのChrome 152.0.7977.82と、2026年8月25日リリースのChrome 152.0.7977.65で行われた。
開発の背景
報奨金獲得につながった攻撃チェーンの集中的な開発期間は、2026年8月2日から8月7日までの6日間だった。XBOWはOpenAIのGPT-5.6 Solモデルを基盤とするAIエージェントを使用し、ソースコードの調査、攻撃仮説の検証、概念実証、エクスプロイト構成要素の開発を分担した。人間は調査対象の決定、必要なコンテキストの提供、結果の検証、構成要素の接続を担当した。
XBOWは年初からChromeの攻撃チェーンを研究しており、最初のチェーン作成には約2カ月を要したと述べている。6日間のAI API利用料は約4万ドルだったという。
よくある質問
XBOWが開発したChromeのエクスプロイトチェーンとは何ですか?
V8、WebPアニメーション画像処理、Crashpadの3つの脆弱性を連鎖させ、Windows上でChromeのサンドボックス外へのリモートコード実行を可能にするフルチェーンの攻撃です。
報奨金の金額と修正状況は?
Googleは25万ドルの報奨金を支払い、関連する脆弱性はすべて修正されました。修正はChrome 152.0.7977.82(2026年9月3日リリース)とChrome 152.0.7977.65(2026年8月25日リリース)で行われました。
どのようなAIモデルが使われましたか?
OpenAIのGPT-5.6 Solモデルを基盤とするAIエージェントが使用され、ソースコード調査や攻撃仮説の検証、概念実証、エクスプロイト開発を分担しました。