AnyPS5、GPUシェーダー命令の網羅率100%に到達
オープンソースのAnyPS5プロジェクトで、追跡対象のAMD RDNA 1およびRDNA 2命令セット1166件すべてが実装済みとして記録された。
オープンソースのAnyPS5プロジェクトが、GPUシェーダー命令の網羅率100%に到達した。プロジェクトの進捗トラッカーには、追跡対象となるAMD RDNA 1およびRDNA 2命令セットの全1166命令が実装済みとして掲載されている。tomshardware.comが伝えた。
AnyPS5が「実装済み」と定義しているのは、シェーダーデコーダーがその命令を認識できる状態を指し、完全な変換や動作検証を意味するものではない。
システムライブラリ関数については、宣言された3044件のうち2578件、率にして84.69%の実装状況が報告されている。libSceHttpは95%の実装率とされる一方、HTTPリクエストはネットワークに到達していないという。
互換性リストで動作確認済みのプレイ可能タイトルとして挙がっているのはDreaming Sarahの1本のみ。開発陣はGhost of Yoteiなどより負荷の高いゲームでも進展を続けている。
従来のエミュレーションとは異なる方式
AnyPS5は、一般的なPS5エミュレーションではなく、バイナリ変換とAPI再実装によるネイティブ移植として説明されている。標準的なPS5のELF実行ファイルを再リンクし、x86-64 LinuxのELFまたはWindows PE実行ファイルに変換する仕組みだ。
PS5ゲームはSony独自のAGCグラフィックスインターフェースとAMD RDNA固有のシェーダー命令を使用しており、AnyPS5はこれをSPIR-Vへ変換してVulkan経由で実行する。Intelプロセッサ向けにAMD専用命令を変換する「--to-intel」オプションも用意されている。Windowsでは、タイトルによって最大13,824 MB(13.5 GB)の直接メモリがコミット制限に対して即座に要求される場合があると警告している。
よくある質問
AnyPS5の「実装済み」とはどういう意味ですか?
シェーダーデコーダーがその命令を認識できる状態を指し、完全な変換や動作検証を意味するものではありません。
AnyPS5で動作確認されているタイトルは?
互換性リストではDreaming Sarahが唯一の動作確認済みプレイ可能タイトルとして挙げられています。
AnyPS5は通常のPS5エミュレーターですか?
いいえ。AnyPS5はバイナリ変換とAPI再実装によるネイティブ移植として説明されており、PS5のELF実行ファイルをx86-64 LinuxまたはWindows PEの実行ファイルに再リンクします。