ガンホー、森下会長への3億5600万円訴訟請求書を開示
ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、内部統制構築義務違反を理由に森下一喜会長へ約3億5600万円の損害賠償を求める株主の請求書を受領したと公表した。
ガンホー・オンライン・エンターテイメントは2026年11月2日、森下一喜会長に対して3億5600万円と遅延損害金の支払いを求める訴訟の提起を株主が請求する請求書を受領したと公表した。4gamer.netが報じている。
請求書は、元従業員の不正行為によって同社が被った損害に関連し、森下氏が内部統制システムを構築する義務に違反したと主張している。
同社によると、監査役が請求書の内容を調査し、対応を検討する。訴訟を提起するかどうかを決定した場合は、速やかに開示するとしている。
同社は、義務違反との主張は株主によるものであり、今回の公表によって提訴を決定したものではなく、森下氏の責任を認定したものでもないとしている。
元従業員の不正をめぐる経緯
同社は2025年8月14日、元従業員が別会社の業務委託サービスを通じて自身に架空の発注を行い、取引先に実体のない下請け費用を支払わせていた不正行為を公表した。2025年9月8日には、約1億円の不適切な支払いについて取引先との間で全額返済を含む和解が成立した。2025年12月17日には権限分離や発注・支払承認の見直し、研修・内部監査の強化を含む再発防止策の進捗を公表し、2026年7月8日には元従業員が同日背任の疑いで逮捕されたことと、2025年10月3日に刑事告訴が受理されていたことを明らかにした。
よくある質問
ガンホーは森下会長を提訴するのか?
同社は監査役が請求書の内容を調査し対応を検討するとしたうえで、提訴の可否を決定した時点で速やかに開示するとしている。現時点で提訴は決定していない。
請求書が求めている金額はいくらか?
3億5600万円と遅延損害金。
請求の理由は何か?
元従業員の不正行為で同社が被った損害に関連し、森下会長が内部統制システムを構築する義務に違反したという株主の主張。