AmazonのPrime Video、AI活用で制作費削減と創作の多様性を強調
AmazonのPrime Video国際部門責任者ケリー・デイ氏がRTSロンドン大会で講演。AIが制作費を下げ、多様な声や創作のリスクを可能にすると述べ、UKでの投資拡大も明らかにした。
AmazonのPrime Video国際部門責任者ケリー・デイ氏は、ロンドンで開催されたRTSロンドン大会で講演し、人工知能(AI)が制作コストを引き下げ、より多くの物語や多様な声、創作上のリスクを可能にするとの見方を示した。deadline.comが報じた。
デイ氏は、AIが次なる『Fleabag フリーバッグ』を書くことはないとしつつ、クリエイターを管理業務から解放する効果があると説明。Amazonにはアルバート・チェン氏が率いるAI Studios部門が存在する。
同社のAmazon MGMスタジオは最近、ルカ・グァダニーノ監督の映画『Artificial』を公開した。デイ氏の発言は、AIをめぐる業界の議論が続く中で行われた。
UK市場への投資を大幅拡大
Prime Videoは過去5年間で、UKのテレビ、映画、ライブスポーツへの支出を4倍に増やした。2022年以降のUKでの支出は40億ポンド(53億ドル)で、それ以前の5年間の10億ポンドを大きく上回る。UK進出から10年間の総支出は50億ポンドに達した。
Prime VideoのUK進出は、ジェレミー・クラークソン氏の『The Grand Tour』で始まった。同番組の開始日は、Prime Videoの展開地域を5から200以上に広げるタイミングに合わせて設定された。
UKはAmazon MGMスタジオにとって米国以外で最大の制作拠点であり、過去10年間で90本以上の作品が撮影された。今後のUK制作には、スティーヴン・キング原作の『Crouch End』の翻案やアイルランドのYAシリーズ『Boys of Tommen』が含まれる。Amazonの国際オリジナル部門責任者ニコール・クレメンス氏はロンドンに移住した。Amazonは今年のRTS大会をスポンサーしている。
よくある質問
Prime VideoはUKでどの程度支出しているのか?
2022年以降で40億ポンド(53億ドル)を支出し、それ以前の5年間の10億ポンドから4倍に増加。UK進出から10年間の総支出は50億ポンドに達する。
AmazonはAIを制作にどう活用しようとしているのか?
ケリー・デイ氏によれば、AIはコストを下げ、より多くの物語や多様な声、創作上のリスクを可能にする。次なる『Fleabag フリーバッグ』を書くことはないが、クリエイターを管理業務から解放するという。
UKはAmazonにとってどのような位置づけか?
UKはAmazon MGMスタジオにとって米国以外で最大の制作拠点。過去10年間で90本以上の作品が撮影され、今後の制作も予定されている。