AI活用の解析で見つかった星、TESSが10月31日から観測へ
スペインの28歳プロダクトマネージャーがAIツールで公開TESSデータを解析し、TIC 4206066の周期的な減光を確認。MITへの観測要請が承認された。
スペイン在住の28歳プロダクトマネージャー、Pavel Rabtsevich氏が複数のAIコーディングツールを使って公開されているTESSのデータを解析し、TIC 4206066と呼ばれる恒星に周期的な減光を確認した。これは太陽系外惑星の存在と整合する可能性のあるものだ。
AIを使った解析では、2018年、2020年、そして最近の観測で得られたこの恒星のデータに、3.18地球日ごとの明るさの低下が見つかった。Rabtsevich氏は仮説を覆そうとClaude Codeを用いて74件のテストを実施。そのうちの1つでは、2つのデータセットを与えられたAIが3つ目のデータセットでも減光のタイミングを正しく予測した。
Rabtsevich氏はMITに対し、TESSでTIC 4206066を観測するよう求める報告書を提出し、10月31日から11月26日までの観測期間が承認された。同氏はこの観測期間中に予測される減光のタイミングを公開し、予定通りに恒星が暗くならなかった場合も公表するとしている。gizmodo.comが報じた。
TESSと系外惑星探し
TESSはNASAが2018年に打ち上げ、MITの天文学者が運用する宇宙望遠鏡で、恒星の明るさの変化を測定して系外惑星を探す。Rabtsevich氏は以前から公開されているTESSデータを調べ、系外惑星を探していた。同氏が解析したデータはTESSの観測範囲のうち狭い一部分を、昨年11月から今年初めにかけて捉えたものだった。
天文学者はこれまでに6,400個以上の系外惑星をカタログ化しており、TESSはその後確認された1,000個以上の系外惑星候補を特定している。
よくある質問
TIC 4206066の観測はいつ行われるのか
MITへの要請が承認され、10月31日から11月26日までの期間にTESSが観測する予定だ。
どのようなAIツールが使われたのか
複数のAIコーディングツールが使われ、仮説を覆すためのテストにはClaude Codeが用いられた。
確認された減光の周期は
3.18地球日ごとに明るさが低下するパターンが、2018年、2020年、最近のデータで見つかっている。