Alpine Linux、GitLabを再構築し全パスワードをリセット
CVE-2026-97229の悪用試行を受け、Alpine LinuxがGitLabサーバーをゼロから再構築。10月27日公開の修正版イメージも案内している。
Alpine Linuxは、GitLabの重大な脆弱性CVE-2026-97229の悪用が試みられたことを受け、GitLabサーバーをゼロから再構築し、すべてのパスワードをリセットした。攻撃は10月20日から21日にかけて行われたとbleepingcomputer.comが報じている。
CVE-2026-97229は、Rubyに同梱されるGitLabのCI/CD正規表現コンパイラOnigmoにおける最大深刻度のリモートコード実行脆弱性だ。攻撃者は悪意あるCI設定を送信し、8件のワーカークラッシュを引き起こした。このうち4件は部分的に成功していた。
Alpine Linuxは、コードの実行やパッケージの改ざんを示す証拠は見つからず、10月27日までのリリースも問題ないとしている。ただし、ログや外向き通信の記録が不足していたため、侵害を完全には否定できていない。攻撃者はAlpineのGitLabコンテナイメージをダウンロードしており、サプライチェーン攻撃の準備だった可能性が示唆される。
修正版イメージと利用者への案内
Alpineは利用者に対し、GitLabのパスワードをリセットし、10月27日に公開されたalpinelinux/gitlab:19.3.6イメージに更新するよう呼びかけている。このイメージにはRuby 3.3.13が含まれ、CVE-2026-97229が修正されている。
GitLabは10月12日にCVE-2026-97229を公表し、修正版を提供していた。細工された正規表現をCI/CDパイプラインの設定に含めることで攻撃が可能になると警告していた。Alpineは当初、修正版の19.3.5ではなく19.3.4を導入しており、後に19.3.6へ更新しても、Alpine独自のコンテナイメージに含まれないRubyのパッチが必要だったため脆弱性は解消されていなかった。
よくある質問
CVE-2026-97229とは何ですか?
Rubyに同梱されるGitLabのCI/CD正規表現コンパイラOnigmoにおける最大深刻度のリモートコード実行脆弱性です。
Alpine Linuxの利用者は何をすべきですか?
GitLabのパスワードをリセットし、10月27日公開のalpinelinux/gitlab:19.3.6イメージに更新してください。