ブラジル労働裁裁判所、AIへの指示隠し文書で弁護士2人に罰金
裁判所は白地に白文字でAIへの指示を埋め込んだ文書をプロンプトインジェクションと分類し、署名した弁護士2人に制裁を科した。
ブラジルの労働裁判所は、提出文書に白地に白文字で隠されたAIへの指示を発見し、訴状に署名した弁護士2人に約1万6000ドル(制裁額の10%)の罰金を科した。裁判所が訴状をシステムで処理する過程で隠し文書を特定した。
隠された指示は、AIシステムに対し申立てに表面的に応答し、文書の内容を争わないよう求めるものだった。裁判所はこれをプロンプトインジェクション手法と分類している。弁護士2人は州弁護士会と労働裁判所の内部監査部門に通報された。
被告側は申立てに応答しなかったため、原告が欠席裁判で勝訴した。
この裁定は、University of BrazilのVladimir Aras教授がX上で共有した。裁定はTom's Hardwareが報じている。
過去の類似事例
これまでにも、ある原告が文書に長い隠し指示を埋め込み、裁判所職員が不自然な字間隔に気づいて発覚した事例があった。この人物は弁護士ではなかったため裁判所は寛大な対応を取り、今後の文書は印刷形式で提出するよう求めた。
よくある質問
隠された指示は何を求めていた?
AIシステムに対し、申立てに表面的に応答し、文書を争わないよう指示していた。
弁護士2人にはどのような制裁が科された?
約1万6000ドル(制裁額の10%)の罰金と、州弁護士会および労働裁判所の内部監査部門への通報。