ブロードコム韓国、放置されたOSS脆弱性のAI攻撃リスクをAIS 2026で指摘
ブロードコム韓国の李ヨハン氏が11月3日のAIS 2026で講演し、SpringやRabbitMQのCVE急増とサポート終了版の利用拡大を挙げた。
ブロードコム韓国の取締役であるイ・ヨハン氏が、2026年11月3日にソウルで開催された2026 AI Security Conference(AIS 2026)で「放置された脆弱性、AIハッキングの最適な標的:Spring、OSS、インフラ」と題する講演を行った。AIS 2026はDaily Securityが主催し、韓国インターネット振興院(KISA)と韓国情報保護産業協会(KISIA)が後援した。セキュリティ関係者ら約700人が参加した。
イ氏は、企業のコードベースの75%以上がオープンソースのフレームワークやライブラリで構成されていると述べた。その上で、Springでは2013年から2025年までに公表されたCVEが157件だったのに対し、2026年3月から8月までの間に211件が公表されたと指摘した。RabbitMQも2025年までの累計脆弱性が8件だったのに対し、2026年5月から10月までに112件が公表されたという。
サポート終了版の利用とAIによる修正の限界
イ氏は、Spring Bootのダウンロードの60%以上がサポート終了に達したバージョンだと述べた。また、Off-by-1 Labs(1Password)の研究として、最先端モデル2つが最近の重大な脆弱性6件に対して6,080回のパッチ適用を試み、うち17%のみが持続可能な修正と評価された事例を挙げた。
対策としてイ氏は、SBOMとSCAによるコンポーネントの特定、Spring、Java、Tomcat、NGINX、PostgreSQLといった主要フレームワークやランタイムの更新、マイクロセグメンテーションと仮想パッチの活用を勧めた。ブロードコムのTrueSourceポートフォリオとVMware vDefendを、こうした対応を支える製品として紹介した。
Daily Securityが報じた。
よくある質問
AIS 2026はいつ、どこで開催されましたか?
2026年11月3日にソウルで開催され、Daily Securityが主催、KISAとKISIAが後援しました。
講演で挙げられたSpringのCVE件数は?
2013年から2025年までが157件、2026年3月から8月までが211件と説明されました。