ノースウェスタン大、顔の動きで発電する眼鏡を試作
ノースウェスタン大学の研究チームが、まばたきや笑顔などの顔の動きから電力を得る電池不要のスマートグラス「GlassTENG」を試作した。
米ノースウェスタン大学の研究チームは、まばたきや笑顔、あごの食いしばり、眉を上げる動きといった顔の動きから電力を得る電池不要のスマートグラスの試作機「GlassTENG」を発表した。科学メディアのNew Atlasが報じた。
試作機は、異なる素材の接触と分離で発電する摩擦帯電ナノ発電機(TENG)センサーを採用する。センサーは3つで、鼻筋付近の眼角動脈、こめかみの浅側頭動脈、耳の近くにそれぞれ取り付けられている。
測定された信号の大きさは、脈拍が50〜100mVと最も弱く、まばたきや眉を上げる動きが200〜500mV、強いあごの動きが最大1.5Vだった。20人の参加者から得た信号で学習した機械学習アルゴリズムは、動作を平均93.8%の精度で識別し、かむ動作は99%、食いしばりは96%の精度だった。
座位安静時の10人を対象とした脈拍測定では、胸部装着型の参照心拍計との差は平均1.82拍/分だった。一方、発話の識別精度は55%にとどまり、発話の37%を eating と誤判定した。
現在のGlassTENGはBluetoothでスマートフォンやタブレットにデータを送信する方式で、研究チームは長期的に眼鏡上での処理を目指している。
よくある質問
GlassTENGとは何ですか?
米ノースウェスタン大学の研究チームが開発した、顔の動きから発電する電池不要のスマートグラスの試作機です。
GlassTENGの識別精度はどのくらいですか?
20人の参加者の信号で学習したアルゴリズムは動作を平均93.8%の精度で識別し、かむ動作は99%、食いしばりは96%でした。発話の識別は55%でした。