マウントゴックス元CEO、Ledger改ざん検出器を構想
マーク・カペレス氏が低コストの検出器の開発計画をXで公表。PCB設計の公開も検討するという。
マウントゴックスの元CEOであるマーク・カペレス氏は2026年10月18日、Ledger製ハードウェアウォレットを分解せずに内部の不正な電子部品を検査する低コストの検出器を開発する計画をXで明らかにした。ブロックチェーン媒体のU-Todayが報じた。
カペレス氏によると、検出器は低出力の無線信号と共振テストを用い、ウォレット内部に仕込まれた不正なアンテナ部品を探し出す仕組みだという。同氏は製作コストを低く抑える考えを示し、利用者が自分で組み立てられるようPCBの設計図や仕様を公開する可能性があると述べた。
現時点で動作する検出器は公開されておらず、第三者による性能の検証も行われていない。
背景にある改ざんウォレット問題
近年、東南アジアの販売代理店を通じて流通したLedgerウォレットの一部に、初期化時に24語のリカバリーフレーズを収集する部品が組み込まれていたことが判明している。この部品はウォレット内蔵のeSIMでLTE網に接続し、集めたデータを攻撃者に送信していた。独立系研究者はこの事案による暗号資産の損失を9000万ドル超と推定している。
Ledgerは2026年10月15日、自社のセキュリティチップやOS、サーバーへのハッキングはなく、原因は流通過程でのハードウェア改ざんだと説明した。同社は正規販売代理店の規則を厳格化し、返品された製品の再販を禁止し、購入前に製品を陳列棚に出さない方針を示している。
よくある質問
検出器はもう入手できますか?
動作する検出器は公開されておらず、第三者による性能検証も行われていない。
検出器は何を調べるのですか?
低出力の無線信号と共振テストを使い、ウォレット内部の不正なアンテナ部品を探す。