マイクロソフト、Entra IDのSMS認証を2027年2月に終了へ
マイクロソフトはEntra IDの多要素認証からSMSと音声通話を2027年2月1日に廃止すると通知した。パスキーなどへの移行を促している。
マイクロソフトは、クラウド認証サービス「Entra ID」におけるSMSと音声通話による認証を2027年2月1日に終了すると明らかにした。米メディアのBleepingComputerが報じた。
同社は10月27日にMicrosoft 365のメッセージセンター通知で終了日を案内した。対象は企業の従業員向けのEntra IDのみで、顧客向けのAzure AD B2CやEntra External IDは対象外となる。
期限を過ぎると、ユーザーは多要素認証やサインインでSMSや音声通話を利用できなくなる。管理者はユーザーをパスキー、QRコード認証、FIDO2セキュリティキーへ移行するよう求められている。
マイクロソフトはパスキーを推奨する理由として、フィッシングとSIMスワップのリスクを挙げた。電話番号を使った認証を維持する必要がある企業は、Microsoft Security Storeを通じて通信事業者と直接接続する必要がある。
パスキーを既定にした経緯
マイクロソフトは2026年9月から、Entra IDでパスキーを既定の認証方法としている。2026年8月には、無料のEntra ID利用者がSMSを主要なサインイン方法として使うことを停止し、フィッシングや不正利用、アカウント乗っ取りのリスクを理由に挙げていた。
よくある質問
SMS認証はいつ終了しますか?
Entra IDのSMSと音声通話による認証は2027年2月1日に終了します。
Azure AD B2Cも影響を受けますか?
いいえ。今回の変更は企業従業員向けのEntra IDのみが対象で、Azure AD B2CとEntra External IDは対象外です。
代わりにどの認証方法を使えばよいですか?
マイクロソフトはパスキー、QRコード認証、FIDO2セキュリティキーへの移行を案内しています。