RTX 20〜40向け、Nvidia制限解除のUEFIツール公開
nv-uefi-unlockerはUSBメモリから起動し、ドライバー読み込み前にテンソル性能の制限を解除する。FP16性能は最大65%向上した。
オープンソースのUEFIツール「nv-uefi-unlocker」が公開された。USBメモリから起動してNvidiaのテンソル性能リミッターを解除するもので、GeForce RTX 20、30、40シリーズのデスクトップ向けとノートPC向けGPUに対応する。tomshardware.comが報じた。
VBIOSの書き換えや改造ドライバーを必要とせず、起動のたびにNvidiaドライバーが読み込まれる前の段階で動作する。開発者が所有するノートPC向けRTX 4060では、解除後にFP16演算性能が65%向上したという。
解除にはコミュニティ製のV67ペイロードを使用し、読み戻し検証によって2つのスピードセレクターレジスタの書き込みロックを外す。配布物はスクリプトと自作バイナリのみで、Nvidiaの公開ドライバーパッケージ610.43.03をダウンロード・検証してファームウェアファイルをローカルで再構築するスクリプトも含まれる。プロジェクトはZagittaのgpu-unlockを移植元として明記し、gpu-unlock-adaと初期のWindows向けEFIツールを基にしている。
導入条件と対応状況
利用にはUSBメモリをFAT32でフォーマットし、再構築したファイルとBOOTX64.EFIをコピーする。初回起動メニューでは30秒以内にスペースキーで確定する必要がある。システムはUEFIモードで起動し、Secure Bootを無効にするか自己署名EFIを信頼させる設定が求められ、アンチチートが要求するSecure Bootを回避することはできない。
RTX 20シリーズの所有者は、再起動前に同梱スクリプトを1回実行してWindows用NvidiaドライバーをGSPファームウェアモードへ切り替える必要がある。RTX 40シリーズはノートPC・デスクトップともに完全対応、RTX 30シリーズも完全対応、RTX 20シリーズは一部モデルで既知の問題があるものの完全対応とされている。GTX 16は理論上対応で検証待ち、Turing以前およびGA100、RTX 50シリーズは非対応だ。ノートPCでは起動時にdGPUへ電力が供給されている必要があり、dGPU専用またはMUXモードが推奨される。
従来、この種の解除は主にLinuxモジュールの手動導入で行われており、Windowsでの対応は実験的な段階にとどまっていた。
よくある質問
nv-uefi-unlockerはどのGPUに対応していますか?
RTX 40シリーズ、RTX 30シリーズ、RTX 20シリーズに対応します。GTX 16は理論上対応で検証待ち、Turing以前とGA100、RTX 50シリーズは非対応です。
Secure Bootを有効にしたまま使えますか?
Secure Bootを無効にするか、自己署名EFIを信頼させる必要があります。アンチチートが要求するSecure Bootを回避することはできません。