東京地裁、AI音声クローンで声優の声を法的保護と判断
東京地裁が声優・津田健次郎氏の声をAIで複製したTikTok動画をめぐり、声はパブリシティ権で保護されると判断。日本初の同種訴訟。
東京地裁は、声優の津田健次郎氏の声をAIで複製した動画をめぐる訴訟で、人間の声は法律で保護されるとの判断を示した。日本のAI音声クローンに関する初の司法判断となる。
裁判所は津田氏側の主張を認め、俳優の声を無断で使用することはパブリシティ権の侵害にあたると認定した。engadget.comが報じた。
ただし、津田氏が求めたTikTokに対する動画削除命令の申し立ては退けられた。問題のアカウントがすでに削除されていたためだ。
背景
2024年7月から昨年後半にかけて、AIで複製された声によるナレーションの動画が匿名のTikTokアカウントに投稿されていた。このアカウントは最盛期には20万人以上のフォロワーを抱えていた。
昨年、日本政府はOpenAIに対し、アニメやマンガを『かけがえのない宝物』と位置づけ、Sora 2生成ツールの学習に著作権を侵害する形で使用しないよう求めた。
よくある質問
東京地裁は何を判断したのか?
人間の声は法律で保護され、俳優の声を無断で使用することはパブリシティ権の侵害にあたると判断した。
なぜTikTokへの削除命令は退けられたのか?
問題のアカウントがすでに削除されていたため。