マンチェフスキー新作『Sister Brother Manhole Cover』が東京国際映画祭コンペ部門に出品
マンチェフスキー監督の新作は、共産主義後のマケドニアで青銅の胸像とマンホールの蓋を盗む兄妹を描いたダークコメディー。
ミルチョ・マンチェフスキー監督の『Sister Brother Manhole Cover』が、東京国際映画祭のコンペティション部門で上映されている。マンチェフスキー監督がVariety誌のインタビューで明らかにした。
作品は、共産主義後のマケドニアを舞台にしたダークコメディー。妹のマリナと兄のヴィクトルが、国家の英雄たちの青銅の胸像やマンホールの蓋を盗む。ヴィクトルが重傷を負うと、マリナは不正な医師と取引し、兄妹は逃亡。やがて医師の盲目で裕福な母トドラのもとに身を寄せる。
マンチェフスキー監督は、物語の中心にあるのは兄と妹の間の愛だと語り、姉妹の愛を歌ったマケドニアの伝統的な歌から部分的に着想を得たと説明している。映画は2部構成で、前半は兄妹の世界を追い、後半は2人の内面に焦点を当てる。
監督によると、この企画はマケドニア映画庁の汚職を報告した後、長年にわたり妨害された。2020年と2022年に汚職疑惑を報告したとされ、監督は政治的嫌がらせやメディアによる中傷キャンペーン、刑事手続きに直面したと述べている。企画が承認されたのは2023年だった。
マンチェフスキー監督の東京国際映画祭参加は今回で4回目。1994年のデビュー作『ビフォア・ザ・レイン』はベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞し、アカデミー賞にもノミネートされた。2001年の『Dust』はベネチア国際映画祭のオープニング作品となり、前作『Kaymak』は2022年の東京国際映画祭コンペティション部門で上映された。
よくある質問
『Sister Brother Manhole Cover』はどんな作品?
共産主義後のマケドニアで、兄妹のマリナとヴィクトルが国家の英雄の青銅の胸像やマンホールの蓋を盗むダークコメディー。兄が重傷を負ったことをきっかけに兄妹は逃亡する。
マンチェフスキー監督は東京国際映画祭に何回出品している?
今回で4回目。前作『Kaymak』は2022年のコンペティション部門で上映された。