パラマウント・スカイダンス合併、和解案に言論団体が異議
米12州が提訴したパラマウント・スカイダンスとワーナー・ブラザース・ディスカバリーの合併をめぐり、言論・メディア団体が和解案の却下を裁判所に求めた。
パラマウント・スカイダンスによるワーナー・ブラザース・ディスカバリーの1110億ドル合併をめぐり、言論・メディアの擁護団体が、裁判官に対して和解案を却下するよう求める書面を提出した。Ars Technicaが伝えた。
この合併を阻止するため、カリフォルニア州を中心とする12州が7月に提訴。米連邦地裁判事アラセリ・マルティネス=オルグインは、合併が競争を実質的に減退させ、独占禁止法に違反する可能性が高いと判断していた。
カリフォルニア州のロブ・ボンタ司法長官は今週、パラマウントとの和解を発表し、他の提訴州もこれに加わった。これに対し、ファースト・アメンドメント委員会、フリー・プレス、報道の自由財団、フューチャー・フィルム連合、国際ドキュメンタリー協会が昨日、和解案の却下を求める書面を提出した。
団体側は、和解案は提訴州の住民に事実上何ももたらさないと主張している。ボンタ司法長官は以前、年間30本の映画公開の約束といった合併条件は通常執行が難しく、問題解決にあまり有効ではないとの見方を示していた。
全米ラテン系米国人市民連盟も同様の懸念を示す独自の書面を提出した。州側は、この合併が米国人が視聴できる映画やテレビ番組をめぐる競争を永久に排除すると主張していた。
よくある質問
パラマウント・スカイダンスとワーナー・ブラザース・ディスカバリーの合併をめぐる訴訟の現状は?
カリフォルニア州を中心とする12州が7月に合併阻止のため提訴し、連邦地裁は合併が独占禁止法に違反する可能性が高いと判断した。その後、カリフォルニア州司法長官が和解を発表し、他の提訴州も加わった。
和解案に対してどのような異議が出ている?
ファースト・アメンドメント委員会やフリー・プレスなど複数の言論・メディア団体が、和解案の却下を求める書面を提出し、提訴州の住民に事実上何ももたらさないと主張している。全米ラテン系米国人市民連盟も同様の懸念を示している。