アキュラスト、33.5万台超のスマホをAI計算に接続
分散型計算網のアキュラストが、遊休スマートフォン33万5千台超をAI推論やエージェント運用に活用していると発表。フェイズは10月にプロキシを開始し、ルーターを準備中。
分散型スマートフォン計算ネットワークを運営するアキュラストは、33万5千台を超えるスマートフォンを自社ネットワークに接続したと明らかにした。同社によると、平均的な稼働日には約4万台が稼働し、ウェブスクレイピングやサイバーセキュリティ、AI推論、エージェントホスティングを処理している。発表はブロックチェーン専門メディアのコインテレグラフが伝えた。
アキュラストの共同創業者アレサンドロ・デ・カルリ氏は、自社デバイスの合算計算能力が、データセンター向けサーバー「ASUS RS720A-E11」を基準に換算して高性能サーバー約2,340台分に相当すると主張している。報酬はデバイスの稼働時間やハードウェア性能、ステーキングしたACUの量、開発者からの需要によって変わるとしている。
フェイズ、スマホ経由のAI中継サービスを準備
同じくスマートフォンの計算資源を活用するプロジェクトのフェイズは、10月に「Phase Proxy」を開始した。スマートフォンの所有者がAIエージェントの通信を中継し、ブロックチェーンの検証に参加できるサービスだ。料金は1,000リクエストあたり0.5USDT、1GBのトラフィックあたり0.5USDTを課す計画で、サービス収入の一部を使って市場からPHASEトークンを買い戻し、運営者に配布する方針を示している。
フェイズはさらに「Phase Router」を準備している。単純なリクエストは自社ネットワーク内のスマートフォンモデルに振り分け、複雑なタスクはOpenAIやAnthropicといった外部プロバイダーに送る仕組みだ。
背景として、1ギガワット級のAIデータセンターの建設には380億ドルかかるとされ、電力や水の使用をめぐる批判が強まっている。2026年10月時点の世界のモバイル接続数は76.8億と推計され、未使用のスマートフォンが大量に残っている。2025年の研究やカリフォルニア大学サンディエゴ校の調査はスマートフォンクラスターの可能性を示したが、いずれも管理された環境で実施されたものだった。
よくある質問
アキュラストのネットワークには何台のスマートフォンが接続されていますか。
アキュラストは33万5千台を超えるスマートフォンをネットワークに接続したと発表している。平均的な稼働日には約4万台が稼働するという。
Phase Proxyの料金はいくらですか。
フェイズは1,000リクエストあたり0.5USDT、1GBのトラフィックあたり0.5USDTを課す計画だ。
Phase Routerはどのようにタスクを振り分けますか。
単純なリクエストはネットワーク内のスマートフォンモデルに、複雑なタスクはOpenAIやAnthropicなどの外部プロバイダーに送る仕組みを準備している。