未公開モデル「フェイブル 5.5」で制作と主張の短編公開
AI開発者チェタスルア氏がXに短編アニメを投稿し、アンソロピックの未公開モデルでコードのみから生成したと主張した。
AI開発者でXにチェタスルアの名で投稿している人物が2026年11月2日までに、アンソロピックの未公開モデル「フェイブル 5.5」による制作だと主張する短編アニメーションを公開した。aitimes.comが伝えた。
短編の題は「The Moss Keeper」。苔や花に覆われた巨大なロボットが森で目覚め、金色の空へ飛び立つ内容で、画像生成や動画生成モデルを使わず、大規模言語モデル(LLM)が書いたコードだけで制作したとチェタスルア氏は主張している。
同氏は別に、赤いキツネを主人公にしたアニメーションも公開した。AIが書いたPythonコードで実装し、音楽や効果音も含むとしている。再生時間66秒、解像度1920×804、24fpsで、AIが約2時間40分自律的に作業。外部の画像、音声、フォントは使っていないという。
指摘される疑問点
一方で「The Moss Keeper」のGitHub上のファイルには、完成したMP4をウェブページ上で再生するコードが含まれており、フレームを生成したソースコードそのものではない。また、画面に表示されたモデル名が「Opus 5.5」だったと指摘するユーザーもおり、「フェイブル 5.5」という主張に疑問の声が出ている。
アンソロピックは「フェイブル 5.5」の存在や性能について公式には発表していない。チェタスルア氏はこれまで、アンソロピックやOpenAIの未公開モデルを先行して試し、ゲームやアニメーションの成果を公開してきたと述べている。近年はClaudeなどの高性能LLMを使い、文字や図形、2D・3Dグラフィックスを中心としたアニメーションやモーショングラフィックスのコードを書かせる事例が増えている。
よくある質問
「フェイブル 5.5」は公式に発表されたモデルですか?
いいえ。アンソロピックは「フェイブル 5.5」の存在や性能について公式に発表していません。
「The Moss Keeper」はどうやって制作されたとされていますか?
投稿者は、画像・動画生成モデルを使わず、LLMが書いたコードだけで制作したと主張しています。
制作をめぐる疑問点は何ですか?
GitHubのファイルにフレーム生成のソースコードがなく完成MP4を再生するコードだったことや、画面のモデル名が「Opus 5.5」だったとの指摘があります。