欧州5社の決済網が相互接続へ、ENP発足
Bancomat、Bizum、MB WAY、Vipps MobilePay、Weroの5社が覚書を締結し、欧州決済ネットワーク(ENP)を発足させた。
Bancomat、Bizum、MB WAY、Vipps MobilePay、Weroの5つの欧州決済事業者が、越境での相互運用を可能にする「European Network for Payments(ENP)」を発足させた。techradar.comが報じた。5社は2026年に入って覚書を締結していた。
ENPは各サービスを置き換えるものではなく、5つのプラットフォーム間をつなぐ相互運用層として機能する。5プラットフォームを合わせた利用者は1億3000万人に達し、EUとノルウェーを合わせた人口の70%以上をカバーする。
展開は3段階で
導入は越境での個人間送金から始まり、次に電子商取引、その後に対面での実店舗決済へと広げる計画だ。ENPはこの3種類の決済を2027年末までに実装することを目指している。
背景として、欧州中央銀行は2022年、ユーロ圏のカード取引の61%が国際カードスキームによって処理されているとしていた。欧州委員会も、QRコードやNFC、Bluetoothの標準規格の違いが国境を越えた決済に影響を与えていると指摘し、EUの電子決済市場が少数の大手グローバル事業者に支配されているとしている。
よくある質問
ENPは既存の決済アプリを置き換えるのですか?
いいえ。ENPはBancomat、Bizum、MB WAY、Vipps MobilePay、Weroの間に入る相互運用層として機能し、各サービスを置き換えるものではありません。
ENPの利用開始時期はいつですか?
越境での個人間送金から始まり、電子商取引、対面での実店舗決済へと順次展開され、3種類すべてを2027年末までに実装することを目指しています。