Genspark、スライド特化モデル「Gen-1 Slides」と企業AIエージェント戦略を説明
Gensparkが9月18日に公開したスライド生成特化モデル「Gen-1 Slides」と、レオパレス21や日総工産での全社展開を含む企業AIエージェント戦略を説明した。
Gensparkは、独自AIモデルの開発方針と企業向けAIエージェント戦略を説明した。watch.impress.co.jpによると、同社は9月18日にスライド生成に特化した独自モデル「Gen-1 Slides」を公開している。Gensparkは、Gen-1 Slidesが公開ベンチマークと社内評価でOpus 5に匹敵する品質に達し、比較モデルの約6%のコストで実現すると主張する。
同社は、タスクに応じて適切なAIモデルを自動選択するモデルルーティングを導入した。簡単な質問には低コストモデルを、複雑な推論には高性能モデルを割り当てる。処理が行き詰まった際に低コストモデルが高性能モデルに助言を求める「Advisor Mode」も用意した。有料プラン利用者向けに、クレジットを消費せずに使える週次利用枠も追加している。
企業展開では、レオパレス21が約4000人の役職員・従業員にGensparkを展開している。同社は4月にDX推進部門を設置してGensparkを採用し、AIに入力してよい情報とそうでない情報を明確化。研修と確認テストに合格した従業員にアカウントを付与した。7月から全社展開を始め、文書作成で共通テンプレートを使える環境を整えた。災害対応でも、被害情報の整理や分析にGensparkを活用している。
日総工産は、NISSO HOLDINGSのグループ企業として採用業務向けのAIエージェントを構築した。13のグループ企業でルールを約2か月かけて統一し、業務でAIを使える環境を整備。全従業員への一斉展開ではなく、20代から30代を中心に約60人を初期展開の対象に選んだ。求人市場分析、求人票の下書き支援、求人と応募者のマッチングの3業務を担うAI従業員を構築している。
開発面では、GitHub上の開発タスクを人間が選ぶと、複数のAIエージェントが実装、テスト、コードレビューを担う「Lights-off Factory」を用意。コードのマージは人間が最終判断する。オープンソースのオフィスソフト「GenOffice」は、1人のエンジニアが約1万ドル相当のAI利用クレジットを使い、約1週間で開発した。同社はオープンウェイトモデル向けに米国内の推論基盤を使い、外部AIモデル提供者とは入力データをモデル学習に使わないZero Data Retention契約を結んでいるとしている。
よくある質問
Gen-1 Slidesとは何ですか?
Gensparkが9月18日に公開したスライド生成に特化した独自モデルです。同社は、公開ベンチマークと社内評価でOpus 5に匹敵する品質を比較モデルの約6%のコストで実現すると主張しています。
レオパレス21はGensparkをどう使っていますか?
4月にDX推進部門を設置してGensparkを採用し、入力可能な情報を明確化したうえで、研修と確認テストに合格した従業員にアカウントを付与。7月から全社展開を始め、文書作成の共通テンプレート利用や災害対応での被害情報の整理・分析に活用しています。
日総工産はAIをどのように導入しましたか?
13のグループ企業でルールを約2か月かけて統一し、20代から30代を中心に約60人を初期展開の対象に選びました。求人市場分析、求人票の下書き支援、求人と応募者のマッチングを担うAI従業員を構築しています。