Google Cloud、CodeMenderにサンドボックス検証機能を追加
Google Cloud Security Summitで、AIエージェント向けのサンドボックス検証やキーレス認証など新機能を発表した。
Google Cloudは2026年11月5日にオンラインで開催したGoogle Cloud Security Summitで、セキュリティ関連の新機能を発表した。自律型コードセキュリティエージェント「CodeMender」に、ユーザーが選択したOSレベルのサンドボックスまたは分離された仮想マシン内で脆弱性の検証とエクスプロイトの試行を実行する機能が加わった。
CodeMenderはローカルへの書き込みやコマンド実行の前に、人間による確認を必要とする。特定のフォルダー、リポジトリ全体、前回のスキャン以降に変更されたファイルのみ、のいずれかを対象にスキャンできる。Googleの新しい「Gemini 4 Argon」を含む複数のモデルに対応する。
フランスの防衛・航空宇宙・セキュリティ企業Thalesによる初期評価では、CodeMenderが脆弱性の発見時間を95%以上短縮する可能性を示した。Google Cloudはあわせて、Auth Managerの一般提供開始と、Agent Identity JWTのプレビュー提供を発表した。Agent Identity JWTは標準的なOIDCトークンを発行し、エージェントがAWS、Azure、オンプレミスシステム、MCPサーバーに対して、長期間有効な固定APIキーなしで認証できるようにする。
IAMロールやWiz連携の強化も
VPC Service ControlsでのIAMロール対応は一般提供、Model Armorのカスタムトピック検出はプレビュー、Palo Alto NetworksのWildFireを用いたCloud NGFW向けマルウェアサンドボックス機能は一般提供となる。
Wiz DefendとGoogle Security Operationsは共通データモデルによる双方向同期に対応し、Wiz DefendはGoogle Threat Intelligenceと連携する。複雑なビジネスロジックの欠陥を検出するWiz AI SASTのプレビューも追加された。
Google DeepMindとWizによる共同取り組み「Scan for Good」では、開始から最初の1か月でArgonが50以上の公共サービス、重要インフラ、非営利組織の深刻な弱点の発見と修正を支援した。
よくある質問
CodeMenderはどのモデルに対応している?
Gemini 4 Argonを含む複数のモデルに対応している。
CodeMenderは人間の確認なしでコマンドを実行できる?
ローカルへの書き込みやコマンド実行の前に人間の確認を必要とする。
Agent Identity JWTは何に使われる?
エージェントがAWS、Azure、オンプレミスシステム、MCPサーバーに固定APIキーなしで認証するための標準OIDCトークンを発行する。