インテル、ロボット開発向けオープンソース基盤「Robotics AI Suite」を発表
インテルがソウルで開催したRobotics AI Workshopで、ROS 2を基盤とするロボット開発・展開向けオープンソースプラットフォームを公開した。
インテルは2026年10月14日、ソウルのJWマリオットホテルで開催したIntel Robotics Workshopにおいて、AIロボットの開発と展開に向けたオープンソースプラットフォーム「Robotics AI Suite」を発表した。同社の最適化・テクニカルサポートアーキテクト、Gianpaolo Takare氏が登壇し、プラットフォームの内容を説明した。
Robotics AI Suiteは、SDK、マイクロサービス、参照アプリケーションを組み合わせた構成で、オープンソースミドルウェアのROS 2を基盤とする。オペレーティングシステム、ファームウェア、リアルタイムおよびAIアクセラレーションライブラリ、運動・知覚・マニピュレーションのアルゴリズム、AIモデルのランタイム環境を提供する。
また、リアルタイムLinuxカーネル、インテルのリアルタイムライブラリ、BIOS設定をまとめたリアルタイムBKC(検証済み推奨構成)も用意する。模倣学習向けのオープンソースフレームワーク「Physical AI Studio」は、ロボットのキャリブレーション、データ収集、モデルのファインチューニング、評価、エクスポートまでの工程をカバーする。
展開面では、インテルのOpenVINO Physical AIフレームワークがPhysical AI StudioやHugging FaceのLeRobotで学習したモデルを受け入れる。会場ではEtherCAT、CAN、GMSLカメラ、USBインターフェースを備えたモジュール式のRobotics Reference Boardも披露された。
Computexでの実証から発展
インテルは今年のComputexで、Trossenと共同でロボットアームによる産業用組み立て作業を実演し、組み立てデータでPi0.5 VLAモデルをファインチューニングしてPanther Lake(PTL)ベースのシステム上で動作させた。
よくある質問
Robotics AI Suiteは何を基盤にしていますか。
オープンソースミドルウェアのROS 2を基盤とし、OSやファームウェア、リアルタイムおよびAIアクセラレーションライブラリ、運動・知覚・マニピュレーションのアルゴリズム、AIモデルのランタイム環境を提供します。
Physical AI Studioとは何ですか。
インテルが公開した模倣学習向けのオープンソースフレームワークで、ロボットのキャリブレーション、データ収集、モデルのファインチューニング、評価、エクスポートまでの工程を扱います。
学習したモデルはどこで展開できますか。
インテルのOpenVINO Physical AIフレームワークが、Physical AI StudioやHugging FaceのLeRobotで学習したモデルを受け入れ、展開を担います。