3Dプリント製RC機Kingchaserが初飛行、モデル機速度記録を目指す
The Mach Initiativeが開発した3Dプリント製ジェット推進RC機Kingchaserが初飛行を完了した。速度記録への挑戦時期は未定。
The Mach Initiativeが開発した3Dプリント製ジェット推進のラジオコントロール機「Kingchaser」が初飛行を完了した。初飛行の映像はYouTubeに投稿された。ハードウェア系メディアのtomshardware.comが伝えた。
Kingchaserはマッハ0.8への到達を目標に掲げ、モデル機の世界速度記録の更新を狙う機体だ。重量は約9kg(20ポンド)で、大部分はPETGを用いた3Dプリント製。エンジンハウジングはPPS-CF製でカーボンファイバーで外装され、カーボンファイバーロッド、アルミニウムと鋼の補強材を組み合わせている。
動力にはJetcat P60ジェットタービンエンジンを搭載し、63Nmの推力を発生、最高速度は205mph(330km/h)に達する。電子系統には計測機能を備えたアビオニクスとFPVシステムを備え、エレボンには70kg-cmの高トルクサーボを使用する。
バース大学卒業生チームの取り組み
The Mach Initiativeはバース大学の卒業生によるチームだ。チームは最初にPETGやPET-CF、一部PLAを使った小型プロトタイプ「Kinglet」を製作し、ジェットタービンの代わりに電動ダクテッドファン(EDF)と迅速な試作のためのモジュラー設計を採用した。
Kingletがチームの性能期待を満たした後、全長1m弱の「Kingfisher」を製作。Jetcat P60で推進し、最高速度205mph(330km/h)に達した。The Mach InitiativeはJetcat P60について、記録更新に十分な出力を持たず、その用途を想定したものでもないとし、あくまでジェット推進による飛行の達成を目的としていたと説明している。
当初はKingfisher MK2に150Nmのジェットエンジンを搭載して記録更新を狙い、614mph(988km/h)を目指す計画だった。チームは方針を変更し、Kingfisherより20%大型のKingchaserを製作した。エンジンハウジングは焼きなまし処理による反りの問題から、焼きなましPET-CFからPPS-CFへ変更。チタン製排気シートとアルミテープでプリント部分をエンジン熱から保護し、アルミニウム骨格は軽量化とCNC加工部品削減のためカーボンファイバーロッドに置き換えた。
記録挑戦の時期については発表されていない。
よくある質問
Kingchaserの最高速度はどのくらいですか。
Jetcat P60ジェットタービンエンジンを搭載し、最高速度は205mph(330km/h)です。
Kingchaserの記録挑戦はいつ行われますか。
記録挑戦の時期は発表されていません。
Kingchaserは何でできていますか。
大部分がPETGを用いた3Dプリント製で、エンジンハウジングはPPS-CF製、カーボンファイバー外装、カーボンファイバーロッド、アルミニウムと鋼の補強材で構成されています。