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米オハイオ州立大、AI電子鼻と香り再現端末を開発

AIの電子鼻が嗅ぎ分けた香りのデータを無線で送り、ウェアラブル端末Scentronicが再現する仕組み。論文は2026年10月21日に公開された。

米オハイオ州立大学の研究チームは、AIを搭載した電子鼻(e-nose)で香りを解析し、そのデータを送信して受信側の端末「Scentronic」が香りを再現するシステムを開発した。japan.cnet.comが報じた。論文は2026年10月21日(米国時間)にオンラインで公開された。

Scentronicは腕時計型、ハンディ型、ネックレス型の3種類が試作された。5チャンネルの圧電式アトマイザーを使って香りを放出する。システムはWi-Fiとクラウドサーバーを介し、端末間で香りのデータを保存・転送する。

研究ではケーキ、ビール、赤ワイン、コーヒー、オレンジの5種類の香りを検証。16人の参加者全員が、再現された5種類の香りを正しく識別した。論文の筆頭著者でオハイオ州立大学の博士課程に在籍するChunyu Yang氏は、これらの香りを選んだ理由について、日常的で互いに区別しやすい香りだからだと説明している。

システムはリアルタイムで動作し、香りのデジタルデータはクラウドに保存して再利用できるという。研究チームは用途として、オンライン購入前に商品の香りを確認することや、医療診断などを挙げている。

Yang氏によると、電子鼻は複数のガスセンサーのアレイと機械学習を組み合わせて香りを認識する。センサーシステムを小型化できるため、ウェアラブル端末への搭載に適しているという。

香りを扱う端末のこれまで

2014年には、香りカートリッジ「oChips」とiPhoneアプリを使う端末「oPhone」が登場した。約10秒間香りを放出し、約30万種類の香りを作り出せると伝えられた。同種の香り端末はすでに市販されているが、香りの解析はできず、あらかじめ用意された香りから選ぶ仕組みにとどまっている。

よくある質問

Scentronicとは何ですか?

オハイオ州立大学の研究チームが開発した、香りを再現する受信端末です。腕時計型、ハンディ型、ネックレス型の3種類が試作されました。

どんな香りで検証されましたか?

ケーキ、ビール、赤ワイン、コーヒー、オレンジの5種類で、16人の参加者全員が再現された香りを正しく識別しました。

研究成果はいつ公開されましたか?

論文は2026年10月21日(米国時間)にオンラインで公開されました。

出典