Arm「AGI CPU」、AMD比でラック性能1.99倍 Signal65が評価
Signal65がArm協力のもとで行った評価によると、ArmのAGI CPUは7種のエージェントAIワークロードでAMD EPYC 9755に対しラック単位で平均1.99倍の性能比を示した。
アナリスト企業のSignal65は、Armの協力のもとで実施した評価結果を公表し、ArmのAGI CPUが7種のエージェント型AIワークロードにおいて、AMDのEPYC 9755に対してラック単位のモデル性能で平均1.99倍の比率を示したと発表した。techradar.comが伝えている。
評価では、ワークロードごとの倍率は1.43倍から3.19倍に分布した。24kWのラック内で比較すると、Arm AGI CPUサーバーは21〜23台、AMDのデュアルソケットEPYC 9755システムは13台とモデル化されている。物理コア数はArm構成が5,712〜5,888、AMDが3,328となった。
消費電力はArmシステムが1台あたり950〜1,050W、AMDのデュアルソケット構成が1,700Wとされている。ラック単位の優位性はツーリングで平均1.7倍、エージェントワークフローで2.0倍、推論と計画で2.2倍だった。データベースおよびベクトル検索では、同等の処理に必要なラック数が30〜35%減ると試算された。
コールドスタートは45%高速
AMDのEPYC 9965を相手としたSandbenchテストでは、Armはコールドスタートで45%、ウォームスタートで27%、最悪ケースで41%高速に完了した。対象ワークロードにはTerminal-Bench 2やSWE-benchが含まれ、ソフトウェアツール、自律的なタスク実行、情報検索、AIモデルサービングを網羅した。
Armは評価フレームワークの開発にあたりFujitsu、Meta、OpenAIの支援を受けた。プロセッサの結果はSignal65が独自に検証している。ArmでクラウドAI担当エグゼクティブ・バイスプレジデントを務めるMohamed Awad氏は、業界はエージェントが実際に完了する作業をシステムがどれだけ処理できるかを測る必要があると述べた。
最終的な量産ハードウェアでのテストは未実施で、Armは今後、追加のワークロードと競合製品を対象に検証を広げるとしている。
よくある質問
ArmのAGI CPUはAMD EPYC 9755に対してどの程度の性能差がありましたか?
Signal65の評価では、7種のエージェント型AIワークロードでラック単位のモデル性能比が平均1.99倍、個別では1.43倍から3.19倍でした。
テストで比較されたラック構成は?
24kWのラック内で、Arm AGI CPUサーバー21〜23台とAMDのデュアルソケットEPYC 9755システム13台がモデル化されました。
量産ハードウェアでのテストは終わっていますか?
最終的な量産ハードウェアでのテストは未実施で、Armは追加のワークロードと競合製品での検証を広げるとしています。