AWS、複数AIエージェントを統括する「Kiro Bots」公開
Kiro Botsは記憶と作業領域をボットごとに保持し、定型的な開発作業を自動化する。Kiro Crew上で利用できる。
Amazon Web Services(AWS)は、複数のAIエージェントを統括して定型の開発作業を自動化する「Kiro Bots」を公開した。AWSが現地時間の5日に公式ブログで発表したもので、AI開発環境「Kiro Crew」上で利用できる。
各Kiro Botは独自の記憶と作業領域を持ち、過去の判断や開発者からのフィードバックを保存して類似のタスクで再利用する。専用ボットは複数のサブエージェントを並行して動かし、進捗を確認しながら計画から外れた作業を修正し、結果を1つの会話ウィンドウに集約する。人間の判断が必要な作業は質問として切り出せるため、その間も他の作業は止まらない。
スケジュールは自然言語で設定でき、夜間に発生したビルドエラーの調査や、毎週金曜日のリリースノート作成などを自動化できる。権限はボット単位で設定でき、アクセス制限や特定操作への開発者承認の要求も可能だ。ただし既定ではタスクごとの承認は求めない。
ボットが記憶している内容は開発者が確認・編集・削除でき、タスクの進捗はダッシュボードで監視できる。モデルは用途別に選択でき、統括役のボットには高性能モデルを、サブタスクには高速で安価なモデルを割り当てられる。実行環境は開発者のパソコン、別のサーバー、AWSのEC2インスタンスから選べる。
競合製品との比較指標は示さず
Kiro Crewは今回の公開前から、複数エージェントの並行実行や長期記憶、スケジュール実行に対応していた。CursorやAnthropicもAIコーディングエージェント向けに同様の機能を提供している。AWSは開発者の生産性やタスク成功率を競合製品と比較するベンチマークを公表していない。
よくある質問
Kiro Botsはどこで使えますか?
AWSのAI開発環境「Kiro Crew」上で利用できます。
ボットはどこで実行できますか?
開発者のパソコン、別のサーバー、AWSのEC2インスタンスから選択できます。
タスクごとに承認が必要ですか?
既定ではタスクごとの承認は不要で、ボット単位でアクセス制限や特定操作への承認要求を設定できます。