VFX各社がView Conferenceでパネル、AIと制作パイプラインを議論
ソニー・ピクチャーズ・イメージワークスやILMなど7社の幹部が登壇し、生成AIとアニメーション制作の今後について意見を交わした。
アニメーション、VFX、ビジュアライゼーションのスタジオ幹部7人が2026年10月14日、イタリアのトリノで開催されたView Conferenceのパネルに登壇し、生成AIと制作パイプライン、業界の将来について議論した。モデレーターはbefores & afters編集長が務めた。cartoonbrew.comが報じた。
パネリストにはソニー・ピクチャーズ・イメージワークスの社長、インダストリアル・ライト&マジックのシニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー、スカイダンス・アニメーションの社長が参加。ほかに『Proof』の創設者兼CEO、『The Yard』の創設者兼クリエイティブディレクター、『Opsis Studio』のCEO、Cinesite GroupのVFX担当COO兼イメージエンジンのゼネラルマネージャーが登壇した。
生成AIはパネルとView Conference全体で繰り返し取り上げられたテーマとなった。Cinesite GroupのVFX担当COOは、新しいプロセスへの移行を管理するためVFXアーティストは当面必要だと述べた。The Yardの創設者は、AIは実行時間を圧縮できても審美眼は圧縮できないと指摘。ILMの幹部はAIと機械学習を万能薬と期待すべきではないと警告した。
ソニー・ピクチャーズ・イメージワークスの社長は、『スパイダーマン』シリーズの新作『Spider-Man: Beyond the Spider-Verse』でUnreal Engineパイプラインを大幅に推し進めていると説明。『KPop Demon Hunters』と『Goat』で先行使用した後、さらに拡張したものだという。同社はストーリーカメラ、ストーリーパフォーマンス、ストーリーライティングを軸としたパイプラインを開発した。映画製作者は最後の最後まで実験を続けており、新パイプラインがその手法を支えていると述べた。
スカイダンスはCGの創造的可能性に注力
スカイダンス・アニメーションの社長は、同社がCG映画制作の創造的可能性への注力を続けていると語った。
よくある質問
View Conferenceのパネルには誰が登壇しましたか?
ソニー・ピクチャーズ・イメージワークス、インダストリアル・ライト&マジック、スカイダンス・アニメーション、Proof、The Yard、Opsis Studio、Cinesite Groupの幹部7人です。
パネルでAIについてどのような意見が出ましたか?
AIは実行時間を短縮できてもセンスは代替できないという指摘や、AI・機械学習を万能薬と見なすべきでないという警告が出ました。
Spider-Man: Beyond the Spider-Verseに関する発言は?
ソニー・ピクチャーズ・イメージワークスの社長によると、同社はUnreal Engineパイプラインをこの作品で大幅に拡張し、製作者が最後の最後まで実験できるよう支援しています。