エールマン氏、AI対話の著書フランス語全文を無料公開
アートプライス創業者のティエリ・エールマン氏が、AIとの対話から生まれた著書のフランス語原文をCC BY-NC-ND 4.0で公開した。
アートプライス創業者のティエリ・エールマン氏は2026年10月17日、AIとの対話をもとにした著書『Dialogues entre un penseur et une IA(考える人とAIの対話)』のフランス語原文全文を公開した。ZDNet Koreaが報じた。ライセンスはCC BY-NC-ND 4.0で、フランス語圏の読者向けに無料で読める形となっている。
公開されたのは編集前のタイプスクリプトで、英語版とフランス語版はオンラインで閲覧できる。スペイン語、簡体字中国語、ヒンディー語への翻訳も進められているという。副題は「デジタル時代における文学者と人文主義者の大逆襲」とされている。
この作品は2026年7月に実施された40日間の実験から生まれた。音声のみの対話に450時間以上を費やし、約1,800印刷ページに及ぶ原稿をまとめたものだ。
AI著作をめぐる議論の中で
フランスでは2026年9月、テリソン・オレリアン氏の『C'était ça ou mourir』がAIの無断使用の疑いでゴンクール賞の候補から外された。同氏は関与を否定している。カナダのWriters' TrustとGiller FoundationはAI生成テキストへの制限を導入し、米国のAuthors Guildは「Human Authored」認証を設けた。
2026年10月14日には、ジェームズ・フォルタ氏がLiterary Hubで、オレリアン氏の件とケイン賞をめぐる論争との類似点を指摘した。エールマン氏の公開は、こうした著作物とAIの関係をめぐる議論が続く中で行われた。
よくある質問
『考える人とAIの対話』はどこで読めますか?
英語版とフランス語版がオンラインで公開されており、フランス語原文はCC BY-NC-ND 4.0ライセンスの下で無料で読めます。
この本はどのように作られましたか?
2026年7月に40日間、音声のみで450時間以上AIと対話し、約1,800印刷ページの原稿にまとめたものです。
ほかの言語の版はありますか?
スペイン語、簡体字中国語、ヒンディー語への翻訳が進められています。