マイクロソフト、最大1024エージェント協調の「Agensh」公開
中央管理者なしでAIコーディングエージェントが協調するMartinの実験基盤をGitHubで公開。ProgramBenchの5課題で単体を上回った。
マイクロソフトは2026年10月24日(現地時間)、複数のAIコーディングエージェントが中央管理者なしで協調するマルチエージェント基盤「Agensh」のコードと実験再現ツールをGitHubで公開した。aitimes.comが伝えている。
Agenshは、エージェントが自らタスクを選び、共有リポジトリ、メッセージシステム、共有記録を通じて連携する仕組みだ。既存のエージェント基盤に協調機能を追加する形で、他の基盤にも接続できるように設計された。
実験にはGPT-5.6 SolモデルとGitHub Copilot CLIを使用し、ProgramBenchの難易度の高い5タスクで評価した。1エージェントあたりの時間は6時間のリミットで、インターネット接続はなしという条件だった。
エージェント数の増加で通過率が上昇
単体エージェントの最終テスト平均通過率は19.31%だったのに対し、128エージェントの協調では28.78%となり、9.47ポイント(相対で約49%)改善した。1024エージェントを用いたpandoc再現タスクでは、単体の33.89%から55.06%に上がった。
同タスクでは、128エージェントが開始30分で30%に到達した一方、単体エージェントは最初の2時間でその水準に届かなかった。1024エージェント規模では複数のエージェントがコード統合の役割を担い、作業者は最初に対応可能と名乗り出た応答者へ結果を渡した。
全エージェントは識別子以外は同一の指示を受け取っており、役割や手順は事前に割り当てられたものではなく、通信を通じて生じたものだとされる。関連する論文は2026年9月に先行して公表されている。
よくある質問
Agenshはどこで公開されていますか?
マイクロソフトが2026年10月24日(現地時間)にコードと実験再現ツールをGitHubで公開しました。
実験にはどのモデルが使われましたか?
GPT-5.6 SolモデルとGitHub Copilot CLIが使われ、ProgramBenchの5タスクで評価されました。