OpenAI、企業向けに最大40%のモデル割引 アンソロピックから顧客獲得
ジ・インフォメーションによると、OpenAIは企業顧客に20〜40%のモデル割引や無料クレジットを提示し、アンソロピックからの切り替えを促している。
OpenAIが企業顧客に対し、モデル利用料の20〜40%の割引に加えて無料クレジットや技術支援を提供し、アンソロピックから支出を奪おうとしているとジ・インフォメーションが報じた。リップリングやレプリットはすでに利用の重心をOpenAIへ移している。
リップリングでは、技術者のコーディング作業に占める割合が2026年5月時点でアンソロピック製モデル57%、OpenAI製モデル16%だった。現在はOpenAIが52%、アンソロピックが18%となっている。パーカー・コンラッドCEOは、コスト削減のため安価なOpenAIのモデルを選んだと説明した。
レプリットはここ数カ月でAI関連支出の大半をアンソロピックからOpenAIへ移した。事情に詳しい人物によると、年間1億ドル超の契約に30%超の割引が含まれていた。レプリットはアンソロピックとの継続を予定していたが、既存の割引を延長するには高い支出コミットメントを求められたためOpenAIを選んだ。モデルの切り替えには数時間のコード変更と、製品への反映に数日を要したという。
データキャンプのジョナサン・コルネリセンCEOは、社内の製品開発で使うモデルについて、Claude CodeやOpenCodeではなくCodexを使うことを条件に40%の割引を提示されたと述べた。同社は顧客向けアプリに使うOpenAIモデルにも同じ割引を適用するよう交渉中で、基本価格の差と割引を合わせたコスト削減率は80〜90%になると見込む。これは割引率そのものではなく、モデル切り替えによる予想削減幅だという。
モデル利用の主導権はなお流動的だ。約1カ月前にはOpenRouterでOpenAIがアンソロピックを抜いて最大の利用先となったが、先月末にアンソロピックがClaude Opus 5.5を投入した後、首位を奪い返した。直近1週間のOpenRouter上の利用量はアンソロピック製モデルがOpenAI製モデルの約2倍となっている。
アンソロピックも大口顧客に割引を提示してきたが、契約上の利用上限に達すると適用を停止している。
よくある質問
OpenAIは企業向けにどの程度の割引を提示していますか?
モデル利用料の20〜30%が中心で、一部の顧客には最大40%の割引が提示されています。無料クレジットや技術支援も組み合わされます。
レプリットはなぜアンソロピックからOpenAIに切り替えたのですか?
年間1億ドル超の契約に30%超の割引が含まれていたためです。アンソロピックは既存割引の延長に高い支出コミットメントを求めました。